スズキのV型エンジン搭載バイク【厳選3車】
スズキといえば直4や単気筒のイメージが強いかもしれませんが
V型エンジン搭載の名機も数多く存在します
その中から、個性際立つ3台を厳選してご紹介します
まずはSV650(1999年初代)
Vツインというとハーレー系の重厚な印象がありますが、このSVはまったく違う
軽快でシャープ、それでいて中低速トルクはしっかり
乾燥重量は165kgと軽く、取り回しも抜群
ヤマハのXJRやホンダのホーネットなど、当時のネイキッドが4気筒に傾いていたなか
Vツインで勝負をかけた異色の存在でした
90度Vツインが放つ「音と振動の質」に魅了された人にはたまらない一台です
続いてはVX800(1990年)
知る人ぞ知るスズキのVツインスポーツツアラー
805ccの水冷45度Vツインを積んだショートストローク設計で
どちらかといえばアメリカン寄りの心地よい鼓動感が特徴
何と言ってもハーレー系と同じ位相角45度による不等間隔爆発が理性を惑わす
ところが、ボディ形状はあくまでロードスポーツ
しかもシャフトドライブ採用でメンテナンス性にも優れ
当時はBMWやホンダのツアラーと比較されることもありました
ただ、見た目の地味さと中途半端な立ち位置で、販売面では不遇
でも今なら、「45度V型」「シャフトドライブ」「ヘンな形」と3拍子揃った第一級の変態マシンです
3台目は、TL1000R(1998年)
排気量995cc90度Vツインは、ひたすら速さのみを追求して
セミカムギアトレインやオフセットシリンダーヘッドを採用した独創的エンジン
軽量なツインスパーフレームに、独自のロータリーダンパー式リアサスを採用
ただ、スズキはこのTLにレースでの勝利を期待していたものの
実際には直4のGSX-Rシリーズの陰に隠れてしまって、市場でも評価は割れました
でも、今となっては、「スズキが本気で作ったVツインスーパースポーツ」
という唯一無二のポジションを持つ貴重な存在です
このように、直4全盛の時代に、Vツインでも個性を追求したスズキ
スズキらしく3台いずれもヘンなバイクですが
このカタチと成り立ちに胸騒ぎする人が一定数いるのは確実で
その中の1人があなただったら、どうしましょう?
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